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06年01月22/23日



運命だと思う。

法事で親戚の家に行く事になったんですよ。
かったるいなーと思うものの、可愛らしい小学生姉妹がいるので結構乗り気です。
ある程度仲良くなれたらな〜。
そんな事考えてにやけていたら、到着しましたよ。
成人しててもまだ子供扱いなのか、邪魔にならないようにしてなさいと言われます。
そんなわけで、邪魔にならないよう他の子供と遊ぶ算段を立てましょうー。
優しいお兄さんっていう風評さえ作ってしまえば、今後が安泰ですね。
そんな時に、ふっと目に飛び込んできた少女。
時間が止まったように感じましたね。
あぁこれが、美しいってことなんだな。
神栖麗奈と名乗られれば信じてしまいそうになる。
それが、私と少女の出会いだった。

直接話をする事など出来ず、母に少女のことを聞いてみました。
しかし全く知らないらしく、いい返事は貰えませんでした。
そうなってくると余計に知りたくなりますよ。
顔見知りの人にさりげなく聞きこみを。
で、幾つかの情報を手に入れることができました。
何と言うのか、激しく重い話なんですよねぇ・・・。
ここで語るべき事ではないのでしょうが、自分で整理するために記します。
上手く説明はできないのですが、どうやら帰国子女なようです。
ハーフっぽい外見なんですが純日本人です。
両親が事故に合い、外国で暮らす事ができなくなって帰国したらしいです。
ですが、なんていうのか引き取り手が見つからず大変だったとか。
今の引き取り手もちょっと困ってるらしいです。
ある意味ドラマ的なお話ですね・・・。
塞ぎがちでなってるようで、余計に大変らしいです。
つまり、少女の笑顔が見れたら、フラグが立つってことですね。
少女喜び、家族も喜び、私も喜ぶと一石三鳥ですねっ!!
しかも、最終的に色々とあって我が家で少女を引き取る事ができたなら、
妹との結婚フラグが出来るわけですよ。
これは凄い。素晴らしすぎる。
この考えは不謹慎だとは思いますが、元気にさせることが悪いわけがありませんっ。
善は急げです。行動に移しましょう。

とりあえず、端の方で座ってる彼女に話し掛けてみました。
まぁ親戚だから、突然話し掛けても大丈夫でしょうしね。
内心ドキドキでしたが。
でまぁ、緊張しすぎて何話したかしっかり覚えてないのですが、
他の子達を交えて色々と遊ぶ事になったのですよ。
トランプとかボードゲームとかですね。
その時に気づいたんですけど、彼女は言語障害みたいなんですよね。
自分の思う事が上手く伝えられなくて、余計に塞ぎこんでるんですかね。
そんなことで事件が。。。
小学生くらいの男の子が突然、彼女に向かって喚き散らしたんですよ。
要約すると、もっと分かりやすく話せよ。ってことですね。
その言葉が彼女を傷つけたのか、突然走りだしていってしまいました。
追いかけなきゃっ!
まぁ、相手は小学生くらいですから追いつくのも簡単ですが、
慰めル言葉が見つからず中々に掴まえるに至りませんでした。
悩めるまま後を追うように走っていたところ、彼女は突然立ち止まりました。
立ち止まった所は、国道で交通量がとても多い道路。
なんか凄い嫌な気がします。
こんな想像はドラマの中だけのはず・・・でも、まさか・・・。
そんな折に、大型トラックが。そして、動き出す彼女。
・・・っ!?
なんか凄く叫んでました。
叫んで走ってました。
例え死んでも彼女だけは助けたい・・・。そんな気持ちでした。
そして、彼女の手を掴み引き寄せる。
過ぎ去るトラック。
腰が抜けそうな感覚でしたが、そのまま彼女を歩道まで引っ張りました。
泣き出す彼女。困惑する私。
そして、彼女を抱きしめる。
彼女が泣き止んでから、私は話を聞きました。
長い長い話でした。
そしてとても重くて、どうしてこんなに小さい子が背負わなければいけないのか、私には不思議でした。

彼女は歌がとても好きでした。
とあるコンクールでは1位を取った事があった程でした。
彼女の両親も歌がとても大好きで、本当に幸せに暮らしていたのです。
しかし、そんな家族にも災難が襲い掛かるのでした。
彼女が両親の運転する車に乗り、コンサートに向かっている時です。
後5分ほどで到着する時、悲劇が起こりました。
飛び出てきた車との衝突事故。
後部座席にいた彼女だけが助かりました。
しかし、皮肉な事に彼女の声を奪っていったのです。
彼女は一瞬にして、両親と歌を失ったのでした。
周りも歌えない彼女に対しては冷たかった。
そして、ロンドンから日本に帰国し今の家に引き取られたが、
そこでも厄介物として扱われると。
今日も、声がでないことを責められ、辛くて、辛くて、
お母さんに会いたかったと。

あぁ・・・。
もう抱きしめる事しか出来ませんでした。
ただ、ただ、抱きしめる事しか。

そんなわけで、なんだか仲良くなったわけですよ。
そんでもって、何が何だか分からない内に、彼女が我が家に泊まることになりました。
しかも、私の部屋で寝るらしいです!?
なんというのか、なんで?
いや、美味しい展開には間違いないのですが、不思議すぎますよ。
あっ風呂上りのいいにおい・・・。

そして、布団に入りながら色んなお話をしました。
好きな歌とか、好きなものとか、
障害を直して歌えるようになるかもしれないとか、
日本にお兄ちゃんがいるとか・・・。
・・・お兄ちゃんね。
それで、ロンドンか・・・。
なんか、私の妹に似てますね。
あっはっははは・・。
そういえば、聞き忘れていた事がありました。
「ねぇ、そういえば名前を聞いてなかったね。」
「・・・。よ・・・・。」

そんなところで、目を覚ましました。
久しぶりにいい夢をみましたねぇ。
それにしても、最後の名前はやっぱり四葉で良かったんですかねぇ?



WEB拍手返信
>YU・ME・O・CHI?
>ちくしょう、日記にだまされた!うらやましいとか思っちゃったじゃん帰国子女ヽ(;´Д`)ノ
あの文章読めば分かっちゃうと思ったんですけどね。
まぁ22日だけだったら、もしかしたら!?と思っちゃうかな。
でもね、でも、一番悲しいのは私なんですよ!
あんなに美味しいシチュエーションが、目を醒ました瞬間全て無かったことになっているんですよ。
さっきまで確かに感じていた温もりとか、感触とか、匂いとか全て無いんですよ。
今考えれば夢だと納得できますけど、その日一日呆けてましたからね。
夢ってなんであんなに薄情なんでしょうね。
けどね、私思うんですよ。
良かった。と。
あんな不幸な少女がいなかったんですから。
あんなに辛い目に遭った少女がいないんですから。
それは、とっても素晴らしいことじゃないですかっ。
だから、だから・・・。
違う、違うんです。これは汗なんです。目から汗が出てるだけなんです。
うわぁぁぁぁあぁぁぁぁぁl。




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